
こんにちは
管理栄養士の田中あゆみです^ ^
はじめましての方は
こちらからどうぞ
先日、病院で栄養指導をしていた時のこと。
糖尿で通院している
栄養指導はじめての おじさん
タクシー運転手で昼夜逆転ににもかかわらず
食生活をガラッと頑張って 変えて
血糖値、ヘモグロビンA1cも
見違えるほど良くなってきています(*^^*)
色々話す中で
「生野菜を頑張って食べてるけどそろそろ飽きてしまいそう…」
との相談がありました。
「そうなんですね、ちょっと食べるのがつらくなりますね。
でも、なぜ 生野菜で召し上がっているのですか?」
と伺うと
「えっ!野菜って生がいいんでしょ??
栄養とるなら生がいいって聞いたよ!」
との事!
みなさんはどう思われますか?
この問いに関しての
私の意見は「△」です。
そもそも野菜に何を期待してたべたいのか
で摂取の仕方が違いますし
それぞれ メリットデメリットあります。
今回は
①野菜に期待できる栄養
②生野菜、加熱野菜のメリット・デメリット
について紹介します。
①野菜に期待できる栄養素
野菜に多くある栄養素は
食物繊維、 カリウム、 ビタミンC ※1、 ビタミンA ※2
などがメインです
※1※2…単色野菜(キャベツ、キュウリなど)では少ない。
緑黄色野菜(トマト、ニンジン、ピーマン、ブロッコリーなど)に多い
食物繊維は腸内環境を整えて、
便秘防止、免疫力UP、美肌、コレステロール排泄、血糖値をゆるやかにするなどの
働きを助けてくれます。
ちなみに☆
食物繊維を最低10g/日 とらないとしっかりした便がでない!
ということが研究で明らかになってます。
カリウムは むくみ防止で有名ですが、
体のミネラルコントロール、筋肉をスムーズに動かす、などの働きがあり
ビタミンCは美肌作り、筋肉作りのお手伝い、免疫力UP
ビタミンAは、皮膚の生成に欠かせない、美肌作りや免疫力UP
また、栄養素とは異なりますが
野菜を生で摂取すると 野菜 個々に消化酵素というものがあり、
食べ物の消化を助けてくれる酵素がとりやすくなります。
②生野菜、加熱野菜のメリット・デメリット
生野菜の場合
メリット
野菜の消化酵素をとって
体内の酵素の節約、食事の消化を促進させる
デメリット
カラダを冷やしやすい
一度に量をたくさんとれない
加熱野菜の場合
メリット
かさが減るのでたくさんたべられる
油で炒めると、脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)がとれやすい
デメリット
野菜にある消化酵素は熱に弱いので、これは利用できない
(酵素はタンパク質なので、熱で変性(構造)が崩れるため)
こんな特徴があります^^
ですので
野菜の消化酵素を取り入れたいのであれば
生食でたべるのも良いですし
量をたくさんとって
食物繊維を確保したい
ビタミンを効率よくとりたいなら
加熱してとることをオススメします。
これから寒くなりますし
温かくして取った方が
カラダを温めてくれますし
血液の循環が良くなり
代謝も上がります
まとめになりますが
個人的にいうと
どちらが良い・悪いではなく
季節や旬
体調に合わせたり
そのときのシーンに合わせて
どちらの調理方法もとりいれて
おいしく楽しく
旬のお野菜を楽しみながら
自分をはじめ 好きな人たちと
楽しく食事ができたら
カラダにも心にも
私は一番良いと思います^^
生野菜も加熱野菜も
両方美味しくいただきましょう٩( ‘ω’ )و✨
最後までお読みいただきありがとうございます😊