そもそも食物繊維って何者でしょうか?
食物繊維は
「ヒトの消化酵素で消化できない食物中の難消化成分」の総称です。
難しいですね 笑
ちょっと噛み砕くと
ヒトの唾液、胃液、膵液などで消化できなかった
食品のいろんな物質をグループにして、そのグループ名が「食物繊維」になります。
そのグループの中でも水溶性と不溶性にわかれます。
【水溶性と不溶性】
水溶性食物繊維…(有害物質の排泄、整腸作用、糖質吸収をゆるやかに)
水分保持力が強く、腸内で水分を抱えこみドロドロのゲル状(ゼリー状)になります。
有害物質を吸着して排泄する働きもあります。
糖質の消化・吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を防ぐ
腸の粘膜を守る効果、善玉菌を増やす効果もあるため、整腸作用があります。
不溶性食物繊維…(便のかさまし排便の促進)
水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し、数倍から数十倍と大きく膨らみます。
便をかさましさせるので、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にして排便を助けてくれます。
【実は二つのバランスが大事】
便秘解消のために、食物繊維をとろうと
「不溶性食物繊維」が多く含まれている、ごぼうや玄米、おからなどの食材を
たくさんとられる方がいますが、
とりすぎると腸内で膨らみすぎて硬くなり、排便しづらい状況になる場合もあります。
水分もしっかりとりつつ、水溶性食物繊維が豊富な食材もとるとよいでしょう。
※便秘にも、体の状態により種類があるので、それぞれに応じた対応をされるとよいでしょう。
【豊富な食材】
水溶性食物繊維…わかめ、めかぶ、昆布、もずく、ひじき、オクラ、なめこなど
不溶性食物繊維…ごぼう、玄米、ふすま、大豆(おからなど)、きのこ類など
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