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「出会いが、私を変えた。」しょうゆ娘・三宅芙沙子

「喋るのがすごい苦手で、、、」

という、前置きから始まった、「しょうゆ娘」こと三宅芙沙子さんのインタビュー。

町づくりへの興味から土木の大学に進み、その後、内定をもらったSEの会社に就職。

約1年で退職した後、素敵な「出会い」によってエステの会社に就職し、その後、実家の醤油屋のお手伝いとして、醤油販売をスタートしました。

現在は、フリーランスのSEとして働きながら、休みの日に醤油を多くの人に知ってもらうために、「醤油アート」や「醤油と納豆のコラボ」、「しょうゆ麹ワークショップ」等、醤油にまつわるイベントを企画しています。

都内のマルシェでも精力的に活動する三宅さんの「原動力」に迫ります。

「自分の幸せ」よりも「大切な人の幸せ」

SEの会社を辞めてから、どのような経緯でエステサロンに入ったんですか?

三宅芙沙子:もともと美容が好きで、エステティシャンになりたいという思いがありました。

新卒で入ったSEの会社を1年ちょっとで辞めてからは、すぐには就職せずに家でゆったりと漫画を読んだり、旅行をしたり、楽しく過ごしていました。

カンボジア旅行の写真

次の仕事は何をしようかと考えていたときに、「働くならば自分の好きな美容の仕事がしたい」「そして、ゆくゆくは自分でエステサロンが開けたらいいな」って思ってたんです。

しかし美容業界は全くの未知で、どうやってエステティシャンになるのかもわからなくて、そんなときに友人から独立系FP(ファイナンシャルプランナー)の 岡村陽介さんを紹介して頂きました。

チャンスだと思って「どうやったらお店が持てるんですか?」って相談しに行きました。

そうしたら、「まず、自分が人生で叶えたいことを100個紙に書いてきて。これを夢リストっていうんだよ。」って言われて、「じゃあ明日書いてきます」と、翌日に夢リストを持って行きました。

岡村さんと一緒に、夢リストを元に自分の人生設計を組み込んだ理想のエステサロンを作るための事業計画を作りました。

そこで、「そもそもエステサロンってどういうものなの?」という疑問があり、「経験してる人に聞いちゃおう!」と思い、岡村さんの紹介や、知り合い伝いで13人くらいの経営者の方と会ったんです。

その時は無職で東京に来て1年くらいで知り合いもいないし、会うことがとても大変で。(笑)

それでも、忙しい中会ってくださる方がいて、お話を聞いて、いろんな人たちから情報をもらって、「こういう風にやってるんだ」とエステサロンの仕組みや、経営者の方たちの思いを知ることができました。

お会いした経営者の方たちは素敵な人ばかりで、「やっぱり美容業界いいな」と思いました。

その中の生活習慣美容研究会の岡部美代治さんから、「エステサロンを開きたいなら、まずは美容業界に入って働いてみなさい」と言われて就職活動を始めました。その時、面接していただいた一番働きたいと思った会社に就職しました。

生活習慣美容研究会の方たちと、働いたエステサロンでは美容について沢山のことを教えていただきました。

とても素直ですね。(笑)
醤油屋はいつ頃から始めたんですか?

三宅芙沙子:2年ちょっと前から始めました。

醤油屋を始めたきっかけは、私のおじいちゃんとおばあちゃんが、同時期に2人とも亡くなったことです。

母がとても落ち込んで、私が悲しめないくらい、心配になるくらい落ち込んでて。

その時に、「育ててくれた人が亡くなるって、私も近い未来にあるんだな」と思い、自分の親がいなくなることをリアルに想像したんです。

そうしたら、もし自分を含めた3姉妹が醤油屋を手伝わないでそのままにしていたら、例えば実家が空き家になっていたり、別の誰かが別の事業を経営していたり、醤油屋ではなくなってしまうことが想像できたんです。

仮に自分はエステティシャンになって、お店を開いて夢が叶って嬉しいかもしれないけど、もし実家がそういう状態で誰も喜んでなかったら、自分は全然嬉しくないと思ったんです。

大切な人が幸せでいることが、自分にとって幸せなんじゃないかなって思った時に、自分の夢は一旦置いておいて、まずは実家の醤油屋に携わることから始めようと思い、醤油の販売を始めました

また、美容業界で関わる中で食の大切さを学び、160年続く家業の醤油屋の素晴らしさにも気づきました。
やっぱり、今ままで地元の食を支えてきた文化としても家業を守っていくことが、とても大切なことなんじゃないかと思ったんです。

一人では絶対にできなかった

三宅芙沙子さんとなっちゃん1

三宅芙沙子:自分ができることって何だろうと考えて「まずは、売ってみよう」と思い、その時に一緒に住んでいた大学時代の友人の細野夏実さん(以降、なっちゃん)に醤油屋を始めることを話したら、「一緒にやろうよ!」と言ってくれて、「え、一緒にやってくれるの?有難う!」という感じで。(笑)

「まずは手売りやってみよう」ということで、路上で手売りから始めました。

手売りなんて怖いし、絶対に1人だとできなかったんですけど、その時に勢いでできたのはなっちゃんが「一緒に頑張ろ」って言ってくれたから。

今なっちゃんはどういう状況かというと、岩手の盛岡で、今だにうちの醤油を売ってくれてるんですよ!

岩手ですか?

三宅芙沙子:岩手の盛岡で、毎年4月から11月の毎週土曜日に「よ市」というストリートマーケットが開かれるんです。そこで、「夏実商店」という名前で出店していてとても楽しそう!お客さまもなっちゃんに会うのが楽しみな方が大勢います

夏目商店

テレビの取材や新聞の取材とかもきたりするくらい、本当にすごいんです。なっちゃんの頑張る姿があるから、私も頑張れます。

三宅芙沙子さんとなっちゃん2

「なっとう娘」すずまゆちゃんとの出会い

なっとう娘さんと三宅さん

お互いが刺激になるって素敵な関係ですね。
現在は醤油屋として、どのような活動をされてるんですか?

三宅芙沙子:醤油に関する料理系のイベントを開いています。

今までは、たくさんの方に丸米醤油を知ってもらいたくて、「岡山にもこういう醤油があって美味しいんだよ」というのを、マルシェで販売しながら伝えていました。

マルシェの写真

ただ、結局食べる形というのは料理になってからじゃないですか。だから、料理にした形でおいしく食べてもらう、ことに最近力を入れてます。

この前は、なっとう娘こと鈴木真由子さんと、納豆と醤油のコラボイベントを行いました。

すずまゆちゃんが納豆料理に詳しいので、納豆料理と私の醤油の組み合わせを実験して、納豆と醤油を美味しく食べるイベントで、20名満員になりました。

イベントの様子

納豆と醤油のコラボ弁当がこれです。

納豆弁当の写真

このお弁当、納豆が入ってるんですよ。

私、お料理下手だと思って手を出してこなかったんですけど、試作会を何回もやって、料理のコツも掴めてきて最終的にはとーっても美味しくできました。

試作会で作った料理
納豆レシピ

納豆って、普通そのまま単品で食べますよね。

それを、いろんな料理に合わせて食べるんですけど、そこに醤油を加えるだけでかなり美味しくなって、ほんと納豆と醤油って無限の可能性がある!、それをお弁当で表現しました。

芙沙子さんも凄いですが、なっとう娘さんもすごいですね!

三宅芙沙子:すずまゆちゃんは納豆をこよなく愛していて、毎日欠かさず納豆を食べる動画をインスタでライブ配信しているんですよ。

可愛いし、すごく美味しそうに食べるし、見ていてすごく楽しんですよ。エンタメ化してるっていうか、私はそう思っていて、毎日アップされるのが楽しみで、自然に納豆へも意識が向くようになりました。

なっとう娘としょうゆ娘の写真

すずまゆちゃんとは、すごくいい出会いだったなと思っています。

今までの私は、「実家の醤油を買ってください」とただただ醤油を売る人だったんですよ。

しかし、彼女は”自分だったからこれが出来上がった”みたいな、自分を表現する存在だったんです。モノじゃなくてヒトで勝負するみたいな。

それで、「自分のコンテンツって何?自分しかできないことって?」と自問自答の時期に突入し、色々と模索しました。

考えた結果、美容と健康と、人と関わるのが好きだなという結論に至りました。

エステティシャンをやっていた時も、上手くできていたわけではないですけど、お客さんの健康状態を感じ取り、よくするお手伝いをするのがすごい好きで、とっても幸せだったんです。

これだったら自分は努力できるなと思って、醤油と健康を繋げたものができないかなと考え付いたのが、醤油麹を作るワークショップです。

しょうゆ麹のワークショップの案内

米麹にお醤油を混ぜて、2周間置いて発酵させるんです。

醤油ってもともと発酵食品なんですけど、米麹と一緒に発酵させて醤油麹を作ることで、普通の醤油よりも味がまろやかになるんです。

あとは、腸内環境を整えたり、料理を美味しくしてくれる一つのアイテムなんですよ。

自分の要素である「美容」と「健康」を加えてみたんです、醤油屋という活動に。私の中では大きな進歩です。

ようやく、スタートラインに立てた

三宅芙沙子

三宅芙沙子:最近、自分要素を少しずつ入れられるようになってきたんです、今の活動に。

美容とか、健康とか。自分色を出せるようになってきたんです。

ただ、そのきっかけは、自分1人の力では決してなくて、人との出会いだなって本当に思います。

私はこれからの活動の中に、私が関わることでみんなが幸せになるようなものを作っていきたいです。

醤油の発酵の力で、女性が美しく健康になるサポートをしたいなって思っています。

ようやく、スタートラインに立てた気がします。

倉敷のイベント

丸米醤油株式会社

これからは、製造の方に携わっていって、実家で修行もする予定です。

実家の醤油屋は、昔から愛用してくださっているご家庭や、お料理屋さんや焼肉屋さんやお弁当屋さんとか、地元の小学校とか、ずーっと長く使って頂いてるお客様で成り立っているんです。

そんなお客様に、自分の手で届けたいという気持ちもあります。

これからもずっと、大切な人に変わらない味を届けていくためにも、製造についてもちゃんと知る必要があるなと思っています。

知れば知るほど、お醤油作りは面白そうですし

まだ計画中ですが、ちゃんと地元に帰って修行できる基盤を今、作っていきたいなって思っています。

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MORE美 編集部

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