世の中に、収入を得る方法はたった4つしかありません。それが、ESBIキャッシュフロー・クワドラントです。
ESBIとは、下記4つの収入を得る方法の頭文字を集めた単語です。
毎日10時間働いて年収400万円の人もいれば、1秒も働かなくても年収1億円の人もいるのは、このESBIの収入の入り方次第で大きく変わってしまうということです。
さらに、上記4つを大別すると、「労働収入」と「権利収入」に分かれます。
労働収入 |
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権利収入 |
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ESBIの話は、不動産で富を築いたロバートキヨサキ氏の著書で、全世界で2,800万部以上も販売された「金持ち父さん貧乏父さん」という本で紹介されています。
「金持ち父さん貧乏父さん」には、お金持ちになるための不変の心理が書かれており、今もなお全世界で読まれている本です。
ESBIのキャッシュフロー・クワドラントを正しく理解することは、どのようにお金持ちになるかを知るきっかけとなります。
自分はどのキャッシュフロー・クワドラントを目指すか考えてみましょう。
「金持ち父さん貧乏父さん」の本自体は素晴らしいのですが、「ネットワークビジネス」や「ねずみ講」の勧誘に使われる常套手段の本です。
もし「金持ち父さん貧乏父さん」を薦められたら、勧誘でないか気をつけましょう。
キャッシュフローとは「お金の流れ」、クワドラントは「4等分」という意味で、訳すと「お金の流れを4つの区分に分ける」ということです。
その「お金の流れの4つの区分」の単語の頭文字を並べた言葉がESBIであり、4つの収入を得る方法が下記の通りです。>/
世の中には、この4つしか収入を得る方法はなく、必ずいずれかに分類されます。
お金持ちになれるかどうかは、どのキャッシュフロー・クワドラントに属する収入を得ているかで決まってしまうのです。
それでは、4つの区分について詳しく見ていきます。
時間の対価としてお金を得る方法が「Employee(従業員)」です。
具体的な下記のような雇用形態が該当します。
他のキャッシュフロー・クワドラントの大きな違いは、時間さえ提供すれば確実に収入を得る点です。(倒産したら別ですが)
その代わり、労働時間を提供するため、時間的拘束と場所的拘束が強い側面を持ち、自由な少ないです。
また、時間の提供により収入を得るため、結果が収入に反映しずらい側面もあります。
例え、1,000万円の売上を作ったとしても、少しばかりのボーナスに反映される程度で、大きく収入が増えることはありません。
能力を対価としてお金を得る方法が「Self employment(自営業・フリーランス)」です。
具体的には下記のような職業が該当します。
自営業は、結果が全ての世界なので、結果が出なければ収入が0円になることもあります。
ただ、能力次第では大きく稼ぐことが可能で、一流プロスポーツ選手の年俸は10億を超えることも珍しくありません。
また、Employeeと同じく、働けなくなったら収入は0円になり、現場に出て働くため、時間や場所の制約もあります。
人がお金を生む収入の入り方が、「Business owner(ビジネスオーナー)」です。
「経営」をする立場なので、自分が現場で働かなくても収入が入ってくるため、時間・場所の制約がなくなります。
また、「金持ち父さん貧乏父さん」でも進められている収入を得る方法の1つです。
お金を働かせてお金を生み出す収入の入り方が、「Investor(投資家)」です。
Business ownerと同じく、自分が現場にで働くことがないため、時間・場所の制約がなくなります。
ただし、Investorだけで生活していくには、十分な準備金が必要なため、 「相続リッチ」以外は、いきなりInvestorになることはできません。
ESBIの4つのクワドラントで、大きく分かれるのが「労働収入」か「権利収入(不老所得)」という点です。
「労働収入」とは、言葉の通り労働に対して受け取れる収入で、必ず自分の時間を使用します。
それに比べて「権利収入」は権利によって得られる収入なので、自分自身が働かなくても得られる収入を指します。
時間とお金から解放されたければ、「権利収入」を得る方法以外ありません。
EmployeeとSelf employeeは、どちらも時間・場所の制約がありますが、決定的に異なる点は収入の増え方です。
Employeeは最初から確実に収入が見込まれ、収入の増え方は直線的に微増で、50代を超えたあたりから下降線を辿ります。
それに対し、Self employeeは、長い間収入がほとんどない状況が続き、ブレイクポイントのタイミングで一気に増え、Employeeの収入を超えます。
自分のお店を持っている人はビジネスのオーナーではありますが、自分が現場に出ている間は権利収入ではありません。
では、Business ownerとして権利収入を得るためにはどうしたらいいのか、それが「時間を生み出すBusiness ownerの4つのステップ」をクリアしていくことです。
上記4つのステップをわかりやすくするために、「店舗経営」という視点で、説明していきます。
まずは、自分自身が「成功モデル」を作るところから始まります。
「人に任せる」ために、自分ができることは大前提必要なステップです。
ここで重要なのが、誰かに教えられるように、しっかりと数字を記録しておくことです。
大手チェーン店のキッチン(料理担当)で働いたことがある人はわかると思いますが、どの料理も”誰でも”作れるようにマニュアル化されていると思います。
この「マニュアル化」というのが重要で、自分が作れることはもちろん、料理未経験者のスタッフでも作れるようにマニュアル化できないと、誰かにお店を任せることはできず、いつまでたってもBusiness ownerになることはできません。
誰かに教えられるように、自分ができる、ということが最初のステップで重要なポイントです。
自分ができるステップの次は、自分ができたことを教えて出来るようにするステップで、具体的にはアルバイトや正社員にお店を少しずつ任せるステップです。
やってみるとわかりますが、自分ができるよりも10倍難しいです。
1店舗を丸々任せても大丈夫になったら、このステップは完了です。
次は、ステップ2で教えた人間が、同じことを新しいスタッフに教えられるように教えるステップです。
時間と場所から自由になるには、自分がいなくても人が育つ状態を作らなければならないため、教え方を教える必要があります。
やってみるとわかりますが、自分が伝えたいと思うことの半分も伝わりません。
このステップができると、店舗を複数持つことができるようになります。
Business ownerになるための最後のステップで、複数店舗を束ねる「店舗マネージャーの育成」にあたるステップです。
店長をまとめる店舗マネージャーの育成ができれば、自分がいなくても組織は勝手に拡大していきます。
日本の巨大チェーン店はまさにこの段階です。
ここまできたら、晴れてBusiness ownerです。
ただ、当然「権利収入」に該当するBusiness ownerやInvestorになるためには、険しい道のりが待っています。
中途半端な覚悟で慣れるほど、甘い道のりではありません。
その困難を乗り越えるために必要なのが、「あなたの人生の目標」です。
権利収入が必要な理由があれば、いかなる困難も、最後の最後で踏ん張ることができます。
ESBIのどの収入の入り方を考えるよりも、あなた自身の夢・目標を明確にして、どのキャッシュフロー・クワドラントが必要かを考えましょう。
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