海外旅行の際に必要になるのが「海外旅行保険」です。
海外の手術は高額という話を聞いたことがあると思いますが、日本で当たり前の救急車はちょっとした入院が、海外では数百万円かかるケースも少なくありません。
ただ、たった数日のために補償を多くかけるのはもったいないので、必要最低補償額をかけておきたい、そんな方のために海外旅行で不必要に保険料を支払わないための本当に必要な4つの補償額についてお伝えしたいと思います。
海外旅行の保険を自分で見比べみると、補償の名称が会社ごとに異なるため非常にわかりずらいですが、大別すると4つに分類されます。
名称 | 割合 | 必要補償額 |
---|---|---|
治療・救援費用 | 51.5% | 無制限 |
携行品損害 | 30.9% | 20万円 |
旅行事故緊急費用 | 13.7% | 10万円 |
個人賠償責任 | 1.1% | 無制限 |
この中で、治療・救援費用に関しては、「手術」「入院」等が別の補償になっていることもありますので、ご注意ください。
海外旅行保険の割合で50%以上を占めているのが「治療・救援費用」で、治療・救援費用は万が一に備えて無制限にしておきましょう。
海外の場合、日本と異なる「サービス」としての側面が強いため、手術などが高額になり、また病院が近くにないというケースも多いため、移動がチャーターでの搬送となるケースもあるため、非常に高額になるケースがあるため、「治療・救援費用」は無制限にしておくことが賢明でしょう。
実際に「ジェイアイ傷害火災保険」の2016年の海外旅行保険事故データを見てみると、治療・救援費用の保険金支払い最高額は3,890万円でした。
国(地域) | 内容 | 年齢 | 支払保険金 |
---|---|---|---|
カナダ |
|
64齋以下 | 3,890万円 |
アメリカ |
|
65歳以上 | 2,528万円 |
サイパン |
|
65歳以上 | 2,367万円 |
アメリカ |
|
64歳以下 | 1,582万円 |
オーストラリア |
|
65歳以上 | 1,582万円 |
海外旅行保険は、無制限だとしても数千円の違いなので、ケチらずに無制限にしておきましょう。
治療・救援費用の次に多いのが「携行品損害」で、全体としては30.9%だが、ヨーロッパなどの盗難が多い地域では治療・搬送費よりも発生割合が高いです。
携行品損害は「盗難」や「自分で落として破損」させてしまった場合にも補償対象となるため、補償としての範囲はかなり広いです。
ただし、パソコンなどは耐用年数に応じて支払われる金額が減額されるため、持っていくものにもよりますが、おおよそ10万円あれば十分です。
そして、携行品損害の補償で活躍するクレジットカードが「エポスカード」です。
エポスカードは年会費無料で、さらに自動付帯で使える海外旅行の補償であり、携行品損害の補償額が20万円もついています。
年会費がかからないので、旅行が好きな人もそうでない人も、とりあえず持っておくことをお勧めします。
「航空便の遅延トラブルは航空会社が補償してくれる」と思っている方は非常に多いですが、航空会社が補償する遅延トラブルは飛行機の不具合によるもののみで、天災は原則対象となりません。
そのため、航空会社の責任以外での遅延トラブルが発生した場合、アクティビティやホテル、レストラン等のキャンセル料は全額自己負担となります。
それら飛行機のトラブルをまとめて補償してくれるのが「旅行事故緊急費用」であり、ほとんどの場合は10万円程度の補償があれば十分だと思います。
ただし、高級ホテルの長期滞在や、海外発のクルーズ船を予約していた場合等は、補償金額を調整する必要があります。
何かあったときにお勧めなのが個人賠償責任です。発生の割合は1.1%と非常に低い数字ですが、
等の際に補償されます。
レンタルしているwifi、ホテルのルームキー等も対象となるため、補償範囲は多岐にわたります。
ほとんど必要ないですが、スキーによる衝突事故等、他人をケガさせてしまう可能性があるアクティビティを行う場合は「無制限」の補償をつけておきましょう。
海外旅行をする際は、医療に対しての考え方は日本と海外では大きく異なります。
そのため、ちょっとしたことで料金が発生するので想像以上に高額になる可能性があります。
たった数千円で安心を買うことができるなら、年に数回しか行かない海外旅行の際は、しっかり保険をかけておきましょう。
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