「私の年収って女性の平均と比べて低いのかな?」
働く女性が増えている一方、まだまだ男女間の賃金格差は埋まっておらず、女性の6割は現在の給与に不満を感じています。
そこで、今回は女性の平均年収分布ずつを「雇用形態・学歴・地域・年齢別」で比較し、最期に年収が高い職業をご紹介したいと思います。
今後の仕事選びの参考になれば幸いです。
雇用形態で年収分布図を見た時に、正規雇用・非正規雇用はそれぞれ下記の通りになりました。
女性は結婚・出産・育児といったライフイベントがあるため、子育てのために正社員を辞めるケースが多く、30歳を超えると約半数は非正規雇用形態になります。
夫の転勤による転職、ライフイベントによる転職等、安定してキャリアを築くことが難しいため非正規雇用という雇用形態が増え、結果として年収もほとんど増えることはありません。
一方、男性は職場から長い間離れることはないため、年を重ねキャリアをしっかり築いていくことで、年収は右肩上がりに増えていきます。
学歴による年収格差は顕著で、大学・大学院卒と高校卒の平均給与は30%以上も乖離があります。
大学・大学院卒 | 高専・短大卒 | 高校卒 | |
---|---|---|---|
20歳-24歳 | 220.4万円 | 201.2万円 | 183.3万円 |
25歳-29歳 | 244.6万円 | 221.9万円 | 193.6万円 |
30歳-34歳 | 274.1万円 | 237.2万円 | 201.8万円 |
35歳-39歳 | 302.6万円 | 252.6万円 | 210.7万円 |
40歳-44歳 | 336.6万円 | 265.3万円 | 216.9万円 |
45歳-49歳 | 368.9万円 | 279.5万円 | 223.1万円 |
50歳-54歳 | 384.3万円 | 288.1万円 | 227.3万円 |
55歳-59歳 | 379.9万円 | 286.5万円 | 225.8万円 |
特に年を重ねるごとに学歴による平均年収の格差は拡大し、最大約70%の差があります。
女性のみの統計ではないですが、47都道府県別の賃金の平均を算出したデータは下記の通りです。
最も高いのが東京の377.5万円、最も低いのは意外にも青森で234.8万円でした。
但し、東京に関していえば都道府県別の消費の「住居」の費用は全国平均の30%も高いので、東京の賃金が高いからといって一概に十分な給与をもらっているとは言えません。
やはり、ライフイベントによる職場長期離脱などが原因で、年を重ねるごとに給与が大きく増えることはありません。
年齢 | 賃金 |
---|---|
20歳-24歳 | 202.5万円 |
25歳-29歳 | 225.9万円 |
30歳-34歳 | 241.6万円 |
35歳-39歳 | 254.0万円 |
40歳-44歳 | 262.4万円 |
45歳-49歳 | 268.2万円 |
50歳-54歳 | 270.0万円 |
55歳-59歳 | 262.9万円 |
最期に、女性で年収の高い職業をランキング形式でご紹介します。
今後のキャリア選びの参考にしてください。
順位 | 職業 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 業務改革コンサルタント(BPR) コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職 |
642万円 |
2 | 弁護士 コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職 |
632万円 |
3 | アナリスト 金融系専門職 |
603万円 |
4 | 投資銀行業務 金融系専門職 |
584万円 |
5 | 運用(ファンドマネジャー・ディーラー) 金融系専門職 |
579万円 |
6 | プロジェクトマネジャー IT・通信系エンジニア |
561万円 |
7 | MR 営業職 |
560万円 |
8 | 戦略・経営コンサルタント コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職 |
558万円 |
9 | 会計コンサルタント・財務アドバイザリー コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職 |
545万円 |
10 | 組織・人事コンサルタント コンサルタント・専門事務所・監査法人専門職 |
525万円 |
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