週末起業と聞くと、「休みの日に行うちょっとした起業」という印象を持つ方も多いと思いますが、会社員としての恩恵を受けつつ起業できるおすすめの起業方法なのです。
会社員として年間50万円以上の恩恵を受けつつ、好きなことに集中して取り組めるのが週末起業です。
そんな週末起業について理解を深め、是非チャレンジしてみましょう!
言葉通り、週末の時間を活用して起業する方法で、週末起業の最も大きな特徴は会社員としての収入を確保しながら自分の好きなことで起業できるという点です。
会社員として働きつつ、休みの日に起業をする、ということです。
週末起業は「起業」のみを指す言葉に対し、副業は「雇われ or 起業」の両方の側面を持っているという点が違いです。
「雇われ」と「起業」の違いは所得の違いあります。
項目 | 所得区分 | メリット |
---|---|---|
雇われ | 給与所得 | ・給与所得控除を受けられる |
起業 | 事業所得 | ・経費を作ることができる |
所得には10種類以上あり、それぞれ違った性質を持っていますが、給与所得と事業所得は相性が非常によく、お互いの悪いところを補完しあう性質を持っています。
特に、損益通算を行えば、所得税や住民税を大幅に減らすことができます。
週末起業には2つのメリットがあります。
会社員で働いていると、給料から様々な形で天引きされていくため、損をしていると感じる人も多いですが、実は会社員は多くの恩恵を受けているのです。
上記の恩恵を足すと、年収300万円の方でも、年間81万円の恩恵を受けていることになります。
項目 | 金額 |
---|---|
厚生年金(会社負担分) | 283,639円 |
健康保険料(会社負担分) | 178,932円 |
給与所得控除 | 108,000円 |
通勤手当(月2万円) | 240,000円 |
起業をしてすぐにお金を頂けることは稀で、多くの場合は当分は売り上げが立たない期間が続きます。
そのため、会社をすぐに辞めてしまうと、例えいくら貯金があろうと、毎月10万円以上のお金が目減りしていくと精神的に不安になります。
精神的不安が必ず起業にも影響を与えてしまい、マイナスの方向に進んでしまう可能性があります。
会社員をやっていると、生活費は確実に入ってくるので、非常によい精神状態で事業活動を続けることができます。
週末起業を行う上で注意すべき点は、やはり「副業禁止」と就業規則で定められているかどうかです。
過去の判例を見ても、就業規則に副業禁止と書かれているのに副業を行った場合は解雇されています。
副業がばれるタイミングは下記の2つです。
当然、会社の人にばれたらそこで終わりです。
また、仲の良い同僚に話し、同僚が悪気なく飲み会等で間違って言ってしまうケースもあるため、会社の人は絶対に秘密にしておく必要があります。
これが最も問題で、住民税は所得と比例するため、所得が高くなると毎月天引きされる住民税が高くなってしまうのです。
週末起業の場合、年末の源泉徴収票を貰い、2月中旬から3月中旬の間に自分で確定申告を行いに行きます。
確定申告を行う行為自体は会社に通達が行くわけではないのでばれないですが、その所得に基づいて計算される住民税は、会社を経由して支払うため、顧問税理士や経理の人に「なんで彼女の住民税はこんなに高いんだ?」と疑問を持たれる可能性があります。
また、住民税は会社経由で払わず、自分で払うという方法もあります。
普通徴収 | 会社が、従業員分をまとめて住民税を支払う方法 |
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特別徴収> | 自分で住民税を支払う方法 |
「自分で払えば、ばれないね!」と思うかもしれないですが、普通に考えてわざわざ自分で住民税を支払う人なんていないので、怪しまれる可能性は高いです。
そのため、住民税でばれる可能性を0にすることはできないのです。
実際に週末起業を始める前に、「起業って、公的な手続きが大変なんでしょ?」と思われがちですが、実は「開業届」というものを管轄の税務署に郵送、あるいは提出すれば手続きは終わりです。
開業届とは、税務署に「開業しましたよ」と宣言する書類で、開業後1ヶ月以内に提出と記載されています。
ただし、提出をしないことでの罰則はなく、実際は確定申告をちゃんと行えば問題ありません。
「週末起業が軌道に乗って、事業に本格的に取り組む場合、どのタイミングで辞めた方がいいの?」という方向けに、週末起業で会社を辞めるタイミングをお伝えします。
それが「3ヶ月、給与所得以上の収入を稼ぎ、その後3ヶ月の売上も見えている場合」です。
起業で重要なのが、安定して売り上げを作ることです。
また、精神的不安をなくすために、未来の売上の見込みを作ることも非常に重要になってきます。
そのため、最低給与所得以上の収入を安定させ、辞める3ヶ月後の売上の見込みが作れたら、会社を辞めてもひとまずは安定して起業することができます。できたら、になってきます。
いきなり会社を辞めるのではなく、まずは空いている時間で少しずつ自分の好きなことに取り組んでみてください。
好きなことを取り組んでみて、売り上げが安定し始めたら、会社を辞めて本格的に起業することを検討してみてください。
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