皆さん、“ライフスタイルホテル”という言葉をご存じですか?
ここ数年、日本でもメディアやSNSを通してよく聞くようになった言葉です。
Airbnbーや民泊、ゲストハウスなど旅先における、宿泊形態が多様化してきています。
今回は“ライフスタイルホテル”を詳しくご紹介していきます。
“ライフスタイルホテル”の特徴は、デザイン性の高いおしゃれな空間と、宿泊以外の付加価値、ホテルごとにテーマに合わせたオリジナリティー溢れる体験やサービスを提供していること。
「ここに行きたいからこのホテルに泊まる。」ではなく、「このホテルに泊まりたいからここに行く。」という滞在そのものが旅の目的になるような新しいホテルの形です。
と、特徴を書きましたが、実は日本ではまだ“ライフスタイルホテル”の正確な定義がありません。
『月刊レジャー産業資料2017年7月号』では、「海外の文献にあたった結果、ライフスタイルホテルとは『ブティックホテルらしさ』と『デザインホテルらしさ』、加えてサードプレイスとしてのラウンジ機能を有することがライフスタイルホテルの条件」と結論付けられています。
日本ではここ数年で注目されるようになってきましたが、“ライフスタイルホテル”は90年代初頭に米国で生まれ、海外では成功例も多数積み上がってきていて、多数の人に認知されています。
2007年にロンドンのリバプールストリートにオープンした「ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ」のブランド「アンダーズ」が先駆けと言われています。
「アンダーズ」のコンセプトは、「お客様一人一人に合わせた柔軟性のあるサービスにより、自分らしいスタイルで暮らすように過ごせることを大切にする。」としています。
2014年に東京・虎ノ門に「アンダーズ東京」がオープンし、日本で“ライフスタイルホテル”が注目されるきっかけとなりました。
最近注目の日本のライフスタイルホテルと言えば、2019年4月4日に東京銀座にオープンした「MUJI HOTEL GINZA」ではないでしょうか。
MUJI HOTELのコンセプトは、「“アンチゴージャス、アンチチープ”で、ちょうどよい価格でよく眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービスを提供する。」で、無印良品の思想を体現するホテルとしています。
公式サイト https://hotel.muji.com/ja/
次は、日本初の“ソーシャライジングホテル”として、2017年5月、東京渋谷区の原宿・神宮前にオープンした「TRUNK HOTEL」。
コンセプトは、「新しい社会貢献のスタイル“ソーシャライジング”」。
「TRUNK HOTEL」が定義しているソーシャライジングとは、一人一人が日々のライフスタイルの中で、自分らしく、無理せず、等身大に社会的な目的を持って活動すること。
「TRUNK HOTEL」が多種多様な人々の交流のハブとなり、新しい社会貢献のスタイルを生み出す発信拠点となることを目指し、ホテルに集まる人々の生活にソーシャライジングを取り入れることを提案し、「“誰かのために” “何かのために”なりたい」、そう思う多くの人々の“何かをはじめるきっかけ”を提供することをテーマにしています。
公式サイト https://trunk-hotel.com/
“ライフスタイルホテル”の魅力を感じていただけましたか?
普段の生活だけでなく旅先でも“モノ”よりも“コト”、その場所ならではの“体験”を重視する傾向が全世界で強まってきているように感じます。
ホテルごとのコンセプトやテーマを知ってから泊まると、より充実した滞在になるかもしれません。
自分が共感できるコンセプトやテーマのホテルを見つけて、ぜひ一度泊まってみて下さい。
ホテル重視ののんびりした旅行・休日もなんだかよさそうですね(^^♪
起業のお金周りについて相談したい!
MORE美ではより多くの女性の挑戦を支えるために、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーのサポートを無料で提供しております。
全国20地域に支店がありますので、まずは気軽にご相談くださいませ。