公開日:2019年04月01日 / 最終更新日:2019年05月19日

夫の育休を有効活用して社会保険料を1ヶ月で5万円以上節約する「育児休業保険料免除制度」とは

皆さんもご存じの育休中に活用できる制度が「育児休業給付金」。

しかし、多くの方が知らずに活用しきれていない制度が「育児休業保険料免除制度」で、育児休業保険料免除制度を上手に活用すると、育休を数日取得するだけで月の社会保険料が数万円も節約できるのです。

さらに、育児休業給付金は子どもが満2歳までの制度なのに対し、育児休業保険料免除制度は子どもが満3歳になるまで活用できます。

今回は、この「育児休業保険料免除制度」についての正しい知識と、月に数万円の社会保険料が節約できる方法をお伝えしたいと思います。

育児休業保険料免除制度は育児休暇中の社会保険料が免除される制度

育休を取得している方の経済的負担をなくす制度が「育児休業保険料免除制度」で、育休を取得した方の社会保険料の支払いが免除される制度です。

育児休業保険料免除制度で免除される社会保険料とは「健康保険料」と「厚生年金保険料」を指し、給与からおおよそ10%程度天引きされている保険料です。

「育休を取得しただけで数万円も節約できるの?」と疑問に感じると思いますが、育児休業保険料免除制度の2つの特徴について理解すると数万円の節約ができるということがわかります。

育児休業保険料免除制度の2つの特徴

育児休業保険料免除制度の特徴は「月割りで社会保険料が免除される」ことと「賞与にも適用される」という2点です。

社会保険料免除は「日割り」ではなく「月割り」

免除される期間は「月割り」でないため、社会保険料が免除されるための「育休取得日の条件」を正しく認識することで、2日育休を取得するだけで1ヶ月分の社会保険料が免除されます。

そして、育休取得日の条件とは「月の最終出社日」に育休を取得することが条件となります。

育休取得日の条件とは

最終出社日が重要だということを認識しておきましょう。

社会保険料は「給与」だけでなく「賞与」にも適用される

ここが最も重要で、育児休業保険料免除制度は賞与に対する社会保険料も免除されるため、賞与月に月を跨いで育休を取得することで、社会保険料を大幅に節約できるということです。

実際に社会保険料がいくら節約できるか試算した表をまとめましたのでご覧ください。

給与+賞与 節約できる
社会保険料
500,000円 70,500円
600,000円 84,600円
700,000円 98,700円
800,000円 112,800円
900,000円 126,900円
1,000,000円 141,000円

(※健康保険料を9.90%、厚生年金保険料を18.300%として計算を行なっています。)

給料のみの免除だと多くても5万円程度の節約しかできませんが、ボーナス月に合わせて事前に育休を取得するだけで、収入が多い方は10万円近くの社会保険料を免除することができるのです。

育児休業保険料免除制度で社会保険料が免除されるための2つの条件

子どもの笑顔

育児休業保険料免除制度を活用するための条件が「子どもの年齢」と「免除対象者の雇用状況」です。

子どもの年齢が「満3歳未満」

育児休業給付金は子どもが最大満2歳まで支給されますが、育児休業保険料免除制度は子どもが満3歳になるまで適用可能な制度です。

ボーナス月が年に3回あるとすれば、正しく申請を行えば最大9回の社会保険料の免除が適用されるということです。

多くの方が育児休業給付金が支給される期間しか育児休業保険料免除制度が活用できないと思っているので、タイミングが合えば子どもが満3歳になるまで是非申請を忘れずにしてください!

雇用期間が1年未満・育休中に契約終了予定の非正規雇用でない方

非正規雇用の方が育児休業保険料免除制度を利用する場合は下記いずれの条件もクリアしている必要があります。

  • 勤務先に1年以上働いている方
  • 育休中に契約終了予定のない方

残念ながら、1年未満の非正規雇用の方は育児休業保険料免除制度を利用することはできません

また、パートやアルバイトは通常「無期」契約に該当するため、育児休業保険料免除制度はご利用できます。

まとめ

育児休業給付金の制度は多くの方に知れ渡っていますが、育児休業保険料免除制度については知っていても、上手に活用できていない人が大多数です。

育児期間は共働きも難しく、経済的にも苦しい時期なので、国の制度を利用して節約できるお金はしっかりと節約しましょう。

  • 育児休業保険料免除制度は社会保険料が免除になる
  • 育児休業保険料免除制度は「給与」だけでなく「賞与」も適用される
  • 育児休業保険料免除制度は月を跨いで育休を取得した場合に適用される
  • 育児休業保険料免除制度は子どもが満3歳になるまで適用される

関連記事

心が動かされる感動ストーリーのテンプレート「英雄の旅(ヒーローズジャーニー)」フレーム

これからお伝えすることは、これからの社会で成果を出すためのフレームワークです。 感動ストーリーの作り方はビジネスの結果に直結するといっても過言ではありません。 そんなお話です。 「感動」は「行動」を操作する https: […

住民税申告と確定申告は違う!確定申告が不要でも住民税申告が必要な場合とは

「確定申告」という言葉を聞いたことがある人は多いですが、住民税申告という言葉を聞いたことがある人は少ないと思います。 その理由は、確定申告をすると役所が住民税申告の手続きを代わりに行ってくれるため、ほとんどの人は一生涯住 […

総合課税と分離課税の違いは?申告分離課税と源泉分離課税の違いは?

FXや株などの投資をして利益が出ていざ確定申告をすると、どうやらFXや株は分離課税で申告しなければならず、「分離課税ってなんだ?」と疑問を感じたと思い、総合課税と分離課税の違いを調べていると思います。 今回は、総合課税と […

副業の確定申告が全くわからないあなたが読むべき副業の税金知識

将来の生活のために、また今後独立を考えていて、そのための準備として副業を始めたと思いますが、いざ副業で収入が発生すると「税金ってどうするんだろう?確定申告はやらなきゃいけないのかな?」と疑問に持つと思います。 実際に学校 […

副業がばれる2つのタイミングとは?限りなくバレないようにする方法とは

「アフィリエイト」、「転売」や、自身のネットショップを開設する「Base」、自分のスキルを売る「クラウドワークス」等、副業に取り組みやすい様々なサービスが展開され、副業がより身近なものとなりました。 実際に、NPO法人二 […