公開日:2019年08月15日 / 最終更新日:2019年08月16日
成功者から学ぶ!お金に対する罪悪感を消すためのマインドセット

こんにちは!余吾です。
自分で商売を始めたばかりというのは、お金をいただくことになぜか、申し訳ないという罪悪感を持つ人がとても多いです。知り合いだから安くします。始めたばかりだから安くします。と、適正な対価をいただけないなんてこと、ありませんか?
今回は成功者から聞いた、「お金」に対する罪悪感を消すためのマインドセットを、ご紹介します。
お金に対する罪悪感の正体とは?
商売をしているのに、お金をいただくことに抱く罪悪感の正体とはいったいなんでしょう。
- お金をもらう人=得をした(儲かった)
- お金を払う人=損をした(お金が手元からなくなった)
これは私たちの長年の習慣で、お金だけにフォーカスしてしまい、単純に上のように考えてしまうからです。支払った相手に損をさせていると思い込むこと、これが罪悪感の正体です。では、どうすればいいのか?
まずは、罪悪感がなぜ生まれるのか考えてみましょう。
なぜ罪悪感が生まれるのか?
日本人は、「節約」とか「つつましい」ということを美徳とする傾向が強い人種です。小さい頃からの教えで、お金儲けは悪いことという根強い感情があります。
支払う側(お客さま)なら、支払った相手に得をさせている(儲けさせている)と言う、ちょっと上目線の感情になるので抵抗がありません。では受け取る側はどうでしょう?
例えば従業員などであれば、お金は企業がいただくので、企業が得をする(儲かる)となり、罪悪感は生まれません。ですが商売を始めて、あなたが直接お客さまからお金をいただく立場になると、得をする側になってしまいます。
重複になりますが、この「お客さまに損をさせていて、自分が得している。」という考えが、申し訳ないという思いになり、罪悪感が生まれます。
私のアロマセラピスト時代のお客さまの言葉
私は以前、自宅サロンでアロママッサージをしていました。初めて練習ではない施術をしたお客さまは知り合いでした。
希望の施術コースを終えて、私は自分の未熟さと料金設定の申し訳なさでつい、「8,000円のコースですが、○○さんが初めてのお客さまでしたので、今日は3,000円にさせていただきます。」と伝えました。
あなたは手を抜いたんですか?
お客さまは厳しい口調で「余吾さんは、手を抜いたんですか?それは私にとても失礼なことです。プロとして施術してくれたんじゃないんですか?」
恥ずかしいことに「3,000円にさせていただきます。」とは、お客さまに良かれと思って言った言葉のつもりでしたが、お客さまにはそれは逃げだと指摘されました。確かに、自信がなく自分が批判されるのが怖いだけのただの逃げでした。
自信がないから3,000円なんて、今思えば本当にお客さまに対して失礼な話でした。
あなたの商品・サービスを売ることの大切さ
最初のお客さまに恵まれて、厳しいご指摘を受けたことで、私自身、改めて自分の商品・サービスで適正なお金をいただくためには、正しい考え方(マインドセット)が必要だと感じ、成功者から学びました。
まず「売る」ということが、どういうことなのかを見ていきましょう。
商品・サービスを売るということ
「売る」ということは、あなたの商品・サービスが、お客さまの役に立つことです。
- お客さまの望みを叶えること
例)大好きな人とデートするので、キレイになりたい。⇒エステに行く。 - お客さまの悩みが解決すること
例)自転車では子供の塾や習い事への送迎がたいへん。⇒車を買う。 - お客さまの人生の質を高めること
例)家族でいろいろな体験をして視野を広げたい。⇒旅行に行く。
など、お客さまは得られるものに対価を払っています。つまり、売るという行為は決して、損をさせているのではないということです。
どんなことにお金を使うか考えて意識する
あなた自身が、消費者になった時のことを考えてみましょう。お金には3つの使い道があります。
- 消費・・・生活していくうえで必要なもの。
(食費、生活用品など) - 浪費・・・ムダなもの。
(愚痴ばかりの飲み会、一獲千金を狙う賭け事など) - 投資・・・将来の自分や家族のためのもの。
(書籍、趣味、人脈を広げるための飲み会など)
あなたは、自分のお金を何に多く使うでしょうか?日々のお金の使い方を意識してみましょう。
お金を支払う側から得を体験する
もし、消費や浪費が多くの割合を占めるのであれば、あなた自身のお金に対する意識は「支払うと損をする」となっているかもしれません。
意識して、投資の割合を多くしましょう。そうすれば、あなたやあなたの家族が得られるものに対して、対価を支払っているという感覚が身に付きます。損をするではなく、お金を支払ったことで得をするという体験が得られます。
お客さまが商品・サービスを購入する本当の理由
お客さまは、あなたの商品・サービスが欲しわけではありません。商品・サービスを購入するのは、それを手に入れる、そのサービスを受けることで得られるメリットが欲しいからです。
売る側の幸せ、買う側の幸せを理解する
本来お金は、次のような関係が成り立ちます。
- 売る側にとっては、お金を受け取って幸せ
- 買う側にとっては、支払ったお金で価値を受け取って幸せ
あなたの提供する、商品・サービスはお客さまにとって価値になるものでしょうか?この幸せをお客さまに感じてもらうためには、あなたがいい商品、サービスを提供することが大切です。
まとめ
お金をいただくとき、私たちはどうしてもその「お金」だけにフォーカスしてしまいます。でも、それはあなたが自身の商品・サービスに自信を持って提供することにフォーカスすることで、大きく変わります。
あなたの商品・サービスを受け取ったお客さまは必ず、「価値を得られる」「人生の質が向上する」とあなた自身が信じましょう。
そうすることで、お客さまに感謝されながら、あなたの商品・サービスに対する適正な金額を罪悪感なく受け取れる、理想のお金の循環が生まれます。