ネイリスト自宅でネイルを開業する際に開業前・開業後にすべきこと

ネイルの資格を持ち、数年間ネイリストで活動し、「そろそろ自分で開業してみたいな」と思ったことはないでしょうか?

実際に、ネイルリストの多くが、「いずれ自分でお店持ちたい」と思っています。

そこで、ネイリストとして活動していくうえで最低限の知識、開業前準備、開業後の手続き等、ネイリストの開業について全てのことを網羅していきます。

個人事業主として必要な知識6選

ネイルサロンで開業するということは、まず大前提”個人事業主”として活動していくということです。

そのため、まずは個人事業主として最低限必要な知識について触れていきます。

個人事業主と法人

個人で活動していくにあたり、

  • 個人事業主
  • 法人(株式会社、NPO法人等)

という選択肢がありますが、ほとんどの人が法人にする必要がありません。

ただし、独立後、売り上げが2,000万円を超える場合は、法人したほうが税金面でお得な可能性があるので、その場合は知り合いの税理士などに相談しましょう。

個人事業主、法人それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

メリット デメリット
個人事業主
  • 税金の手続きが簡単
  • 手続きにお金がかからない
  • お金を借りるのに限度がある
  • 取引を断られることがある
法人
  • 信用が高い(資金調達がしやすい)
  • 売上が一定金額を超えた場合、個人事業主よりも税金が安くなる
  • 法人にするだけで30万円近く掛かる
  • 確定申告の手続きが煩雑
  • 4年に1回くらいの頻度で税務調査が入る

自宅でネイルサロンを開業をする場合、大きな借入をする必要もなく、またすぐに売上が月100万円に行くことはほとんどないので、個人事業主で十分です。

年金

会社員の場合は会社が国民年金を支払ってくれる(厚生年金保険料に含まれている)のですが、ネイルサロンを開業するとなると自分で国民年金を納める必要が出てきます。

国民年金保険料は月々16,340円(平成30年)で、手続きは市役所で行ってください。

手続きを行わないと、催促の手紙が住民票に記載されている住所に届きます。

無視を続けると、最悪の場合は私物の差し押さえが行われます。

ただし、会社を辞めた場合など、経済的に支払いが難しい場合は、支払額を減額ができる制度(猶予・免除)があるので、一度管轄の役所に相談に行きましょう。

国民健康保険

年金同様、会社員の場合は会社があなたの代わりに給与から天引きという形で払っていましたが、ネイルサロンを開業するとなると、自分で支払いの手続きを行わなければなりません。

そして、健康保険料は会社で払う場合は労使折半(保険料の半分が会社負担)ですが、個人事業主の場合は全額自己負担になります。

全額負担となると、会社員時代に天引きされていた保険料のおおよそ2倍になるため、退職した方などは経済的に難しい可能性があります。

国民健康保険も国民年金同様、支払額を減額できる制度(猶予・免除)があるので、一度管轄の役所に相談しましょう。

開業届

開業届とは、税務署に「私は個人事業主として働きます!」と宣言する意味を持つ書類で、原則、税務署は開業後1ヶ月以内に開業届を提出することを求めますが、未提出による罰則は特にありません

また、確定申告時に個人事業主として活動していることは証明できるので、提出しなくても問題ありません。

確定申告

会社員の場合は経理、あるいは税理士があなたの代わりに確定申告を行ってくれますが、個人事業主になると確定申告をご自身で行わなければなりません。

確定申告の時期は毎年2月16日~3月15日前後で行われており、納税がある場合、この期間に納税しないと延滞税がかかります、通常よりも余計に税金を納めなくてはいけません。

個人事業主の場合、「確定申告書B」を使用します。

クレジットカード

これは注意点ですが、個人事業主だと基本的にクレジットカードを作れません。

そのため、会社を辞める前にクレジットカードを作ることをおすすめします。

年会費が無料で、ポイント還元率が最もいいクレジットカードはリクルートが出している「リクルートカード」がおすすめです。

ポイント還元率が1.2%で、新規発行するだけで5,000円~8,000円分のポイントが貰えます。

物の購入や、月々の支払いなどを全てクレジットカードで支払うことで、年間50万円をクレジットカードで支払えば、6,000円分のポイントが貰えます

年間50万円を20年継続して行えば12万円と旅行に行ける金額になるので、是非会社を辞める前に「リクルートカード」を作ってしまいましょう。

以上が、ネイルサロンを開業するにあたり、個人事業主として最低限知っておくべき知識6選でした。

次に、ネイルサロンを開業するにあたって最初に考えるべき開業資金に関してです。

ネイルサロンの開業に必要な資金

自宅でネイルサロンを開業する場合、大きな資金は必要ありません。

自宅の場合、準備するものと言えば、

  • 施術室の模様替え
  • お手洗いの模様替え
  • 広告宣伝費(チラシ)
  • ネイル道具

等が該当しますが、せいぜい30万円程度で済むはずです。

こだわりたい気持ちはわかりますが、できる限り開業資金は安く済ませましょう。

ネイルサロン開業:開業前準備

それでは、実際にネイルサロンを開業するにあたり、開業前の準備を見ていきます。

ビジョンを明確にする

ネイルサロンのビジョンを明確にすることがビジネスを行う上で最も重要なことで、あなたのビジョンによって紹介を生むネイルサロンになるかどうかが決まります。

ビジョンで衝撃を与えたサービスを2つご紹介します。

゛70億人に1日3回の幸せを届ける”/dely株式会社

料理の動画メディア「クラシル」を運営している株式delyのビジョンは、「70億人に1日3回の幸せを届ける」です。

このビジョンによって、多くの人がどこかワクワクする未来を作ってくれそうと期待を感じますよね。

゛地球上の機会格差を無くす”/SHOWROOM株式会社

今流行りのライブEコマース事業「SHOWROOM」を行っているSHOWROOM株式会社。

ライブEコマース事業とは、簡単に言うとライブ配信を行い、配信中に物の販売等を行う動画通販のようなもので、SHOWROOMはその中でもアイドルをメインに動画配信を行っています。

代表・前田裕二氏は「頑張った人が報われる社会をつくる」という想いを強く持っており、そのためにこのサービスで「地球上の機会格差を無くす」ことに取り組んでいます。

以上の2つから、ビジョンによって「このサービスを応援したいな」と思ってもらえることが重要だということが分かったと思います。

ネイルサロンは数多くあり、その中で何故あなたのネイルサロンを選ぶか、というところは技術よりもあなたの人間性に惹かれる野です。

まずはビジョンを明確にしましょう。

屋号を決める

ビジョンが決まったら、その想いに沿った屋号を決めましょう。

起業家として有名な家入一真氏がサービス名を考えるとき、一つのヒントとして次のように語っていました。

“目指す世界観を、別の現象に置き換えてみる”
引用家入一真の公式Twitter

ただ、あまり難しく考えて次のいけないのはもったいないので、適当に決めてしまいましょう。

ネイルサロンのホームページを作る

ネットの看板の役割になるホームページを作成しましょう。

ただし、ネイルサロンでホームページから集客するのは非常に難しいので、無料のサービスを利用するようにしましょう。

使い勝手が良い無料サービスをご紹介します。

  • Ameba Ownd
  • Jimdo
  • WIX

後々を考えると、ブログ機能とも相性が良く、独自ドメインが取得できる「Ameba Ownd」がお勧めです。

名刺を作る

ビジョン、屋号、ホームページを作成したら、次は名刺を作成しましょう。

名刺のデザインも、いきなり高額な業者に依頼する必要はなく、名刺印刷会社が出しているデザインから注文する方法がお勧めです。

100枚であれば、デザイン+印刷代を含めて2,000円以内に収まります。

名刺印刷会社の中では、名刺良品が安くておすすめです。

メニュー決め(価格決め)

メニューの料金の決め方に関しては、基本的には近辺のネイルサロンと比較して決めればいいのですが、決して価格競争を行わないようにしてください

一度値段を下げてしまうと、そこから値上げを図るのは非常に難しいです。

料金を決め、その価値をしっかり提供するよう心がけましょう。

ネイルサロン開業:開業後準備

開業後にすることは経営を安定させることです。

経営を安定させるために重要なのが売上の安定ですが、売り上げは下記の公式になります。

客数(集客)×顧客単価(売上)×購入回数(頻度)

それぞれの対策方法を見ていきます。

ネイルサロン経営:集客編

売上を安定させるために最も重要なのが集客編です。

集客する方法は大きく分けて3つで、

  • 前店舗のお客さん
  • 知人・知人の友人
  • 新規(地域の人等)

が挙げられます。

これらの層に対し、適切な集客方法をお伝えします。

ビジョンを語る

アプローチ層:前店舗のお客さん、知人・知人の友人

ビジョンを語るというのは、サービス紹介ではなく、今後ネイルサロンを通じてどうしていきたいかを語ることです。

多くの人が「このサービスはここが良くて」など、サービスを語りたがりますが、これだと営業のように感じてしまい、人間関係が疎遠になる可能性があります。

しかし、「自分がこうしていきたい」と思いを語ることで、「応援してあげたい」という想いから、ネイルサロンを利用、あるいは紹介してくれる可能性があります。

是非思いっきりビジョンを語ってください。

【集客編】SNS

今現在の主流はSNSであり、「Insta映え」等の言葉ができるように、特に若い世代はGoogleで検索するよりもInstagram等のSNSツールで調べ物をしたりします。

そんなSNSの中でも有効な集客ツールが

  • Instaビジネスアカウント
  • Facebookページ
  • youtube

です。

ただし、写真写りや「タグ」と呼ばれる機能をうまく使いこなす必要があるため、技術を身に着ける必要があります。

【集客編】集客促進ツール

SNS以外にも、集客促進専用のツールがあります。

  • ホットペッパービューティー
  • MORE美
  • WordPress

特に、ホットペッパービューティーは高額ですが、集客力は他のツールよりもはるかに高い効果を発揮します。

ネイルサロン経営:売上編

集客編の次は売上編です。

売上とは顧客単価で、顧客単価を上げる3つのマーケティング手法をご紹介します。

【売上編】クロスセル

クロスセルとは、購入した商品・サービスと関連するものを一緒に購入してもらう手法で、スーパーマーケットで考案されたマーケティング手法です。

大手ハンバーガーショップのマクドナルドでも同じ手法が使われており、ハンバーガーとポテトを一緒にセットで販売するのもクロスセルという手法です。

【売上編】ポーション変更

セットメニューを単品メニューよりも安く提供したい場合に使われる手法で、わかりすい例で言うと、ラーメンと餃子のセットで単品メニューよりも安くし、その代わり8個の餃子を6個にする方法です。

単品よりも安くなりますが、個数を減らすことで原価率を抑える方法です。

【売上編】アップセル

アップセルとは、注文した商品・サービスよりも高いものを購入してもらう手法です。

わかりやすい手法が「松竹梅」で、人は3つのものがあるときに真ん中を選ぶ心理傾向があります。

これを行動経済学では「妥協効果」や「極端の回避性」と呼ばれています。

ネイルサロン経営:頻度編

最後に、お客様のネイルサロンへの通う頻度を上げる方法で、ネイルサロンへの頻度を向上させる3つの方法をご紹介します。

【頻度編】次回予約を取る

最も重要なのが「次回予約を取る」という方法です。

これが最も重要で、仮でもいいので次回予約を取るということが重要です。

【頻度編】LINE@に登録してもらう

お客様が来店しなくなる一番の理由は“忘れているから”です。

そのため、定期手に情報発信する必要があり、今まではメルマガと言う形で定期的にフォローメールを送るのが普通でしたが、今はLINE@というサービスを利用するのがおすすめです。

メルマガとLINE@を比較し、開封率は10倍近くLINE@の方が効果的ということもわかっているため、LINE@でお客様に忘れられない努力をしましょう。

【頻度編】クーポンを作る

来店率を上げるためのシンプルな手法としてクーポンを作り、配布する方法があります。

クーポンは常連さんだからこそのサービスで、継続するごとにお得になり、再来店頻度を向上させることができます。

ネイルサロン開業のまとめ

  • 個人事業主として必要な知識6選
  • ネイルサロンの開業に必要な資金
  • ネイルサロン開業:開業前準備
  • ネイルサロン開業:開業後準備

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